寺町アンダーグラウンド 2026
TERA-MACHI UNDERGROUND 2026
2026.09.04 – 12.27
— ひと色の街で、人はもうひとつの街を夢見る —
《 STAGE / MUSIC / FILM / ART : 100 Days 》
会期 ‖ 2026年9月4日(金)–12月27日(日) 100日間
会場 ‖ 寺町藝術センター : 小劇場『百 劇』及び 前橋市 寺町(三河町)周辺
企画・構成 ‖ フリッツ・アートセンター
《寺町アンダーグラウンド 2026》は、寺町藝術センターの開館を記念して開催する、「ほどく つくろう あみなおす」という考え方の実践です。
〈まえの祭り〉にはじまり、3つの演劇公演、3つのコンサート、3つの映画上映会、5つのアートプロジェクト、そして〈あとの祭り〉に終わる、ちょうど100日間のアートプログラムです。
「寺町アンダーグラウンド」は、これから毎年積み重ねられていく寺町藝術センターの原点となります。
(プログラムは都合により変更となる場合があります。未定の日時・内容などは、決まり次第ホームページでお知らせいたします。)
プログラム一覧
STAGE|演劇
《柿落とし公演》《滞在型公演》《旗揚げ公演》
建物をつくるのではなく、事件をつくる。 『百劇』の舞台は、演じる者と観る者が同じ火を囲むような、濃密な共犯関係の場所。 開館を祝う3つプログラムが、前橋の街に新たな「劇」の血を注ぎ込みます。
01|《柿落とし公演》
02|《滞在型公演》
03|《旗揚げ公演》
MUSIC|ライブ
会場 ‖ 寺町藝術センター : 小劇場『百劇』
『見えないもののために』
語り継がれなかった土地の記憶。名もなき人びとの営み。まだ言葉にならない希望。
寺町藝術センターでは、その「見えないもの」に耳を澄ませるために、三つの音楽の夜をひらきます。
土地に刻まれた記憶に出会い、人びとの想い出に耳を傾け、そして、未来への希望を見つめる。
演者の息づかいと観客の鼓動が交わる濃密な空間のなかで、音楽は単なる鑑賞を超え、一度限りの「出来事」となります。
04. 『鳶木遣 + 二代目 高橋竹山 + 笹久保伸』
05. 【未定 : 7/20 情報公開予定】
06. 『寺尾紗穂 音楽会』
FILM|映画
《実験映画》《記録映画》《日記映画》
世界を変えようとした映画。
世界を見つめ返した映画。
壊れそうな毎日を、そっと描き残す映画。
寺山修司は映画そのものの形を壊し、土本典昭や佐藤真たちは現実の深部へ潜り、ジョナス・メカスは名もなき日常に光を当てた。
方法はまったく違う。しかし彼らに共通するのは、既成の価値観や見慣れた風景を疑い、「別の世界の見方」を私たちに手渡そうとしたこと。
実験映画、記録映画、日記映画 ——。
それは映画の三つのジャンルである以上に、世界と向き合う三つの態度である。
寺町藝術センターでは、この秋、その豊かな系譜をたどりながら、映画がまだ世界を揺さぶる力を持っていた時代と、その力が今も失われていないことを確かめたい。
07|《実験映画》
08|《記録映画》
09|《日記映画》
ART|寺藝 アートプロジェクト 2026
前橋国際芸術祭 2026 地域協働プログラム
Maebashi Biennale 2026 Community Art Program
『建物人間』
THE-BUILD-ING HUMAN
皮/骨/臓/血/種
9月19日(土)–12月20日(日)
建物は、人間によく似ている。
外界と接する皮膚があり、
身体を支える骨があり、
生命活動を担う内臓があり、
全身を巡る血がある。
寺町藝術センターとして再生されるこの築68年のビルもまた、一つの生命体。
かつて編物学校として多くの人々を受け入れてきたこの建物は、改修の過程で、内部に眠っていた記憶や痕跡を少しずつ現しました。
『建物人間』
このプロジェクトは、その姿を一つの「からだ」として読み解く試みです。
建物は完成した瞬間から少しずつ姿を変え、朽ちはじめる。しかし、それは終わりではない。
取り外された部材や残された品々、そこで生まれた物語は、人から人へ受け渡され、新たな場所へ運ばれていく。
建物は、生きている。
そして朽ちながらも、少しずつ生まれ変わり続けている。
10|皮 28枚28色の窓
11|骨 建物人間
12|臓 空間展示
13|血 クワクボリョウタ展
14|種 襤褸襤褸市
まえの祭り / あとの祭り
15|《まえの祭り》
16|《あとの祭り》
01. 《柿落とし公演》
『街はいま、劇場になりたがっている』
オープニングアクト ‖ 9月19日(土) 15:00 *無料
公演日 ‖ 10月2日(金)・3日(土)・4日(日) 全4公演
演出 ‖ 萩原朔美 (演出補 ‖ 生方保光)
出演 ‖ 未定 (特別ゲストあり)
料金・税込 ‖ 前売 : 一般 : 3.000円・当日券 : 3.500円・U25(25歳以下) : 2.000円・14歳以下 : 500円
チケット予約・販売開始 ‖ 8/10(月) 午前8:00から
「台本なし。予測不能。」
— 萩原朔美が仕掛ける、新しい劇場の「最初の事件」。ここに、あらかじめはない。濃密な稽古の果てに、剥き出しの『百劇』が今、始まる —
既成の台本を持たず、集まった表現者たちが即興的な対話と身体の応答を重ねながら、その日、その場にしか存在しない「劇」を立ち上げます。
劇場の誕生と演劇の誕生が交差する、一度限りの出来事を是非目撃してください。
プロフィール ‖
萩原朔美 (1946-)

東京生まれ。映像作家、演出家、エッセイスト、写真家。詩人・萩原朔太郎の孫、小説家・萩原葉子の長男。1960年代より演劇実験室・天井棧敷で俳優・演出家として活動し、その後は映像、写真、出版など幅広い分野で創作を展開。雑誌『ビックリハウス』初代編集長、多摩美術大学教授を経て名誉教授。現在は前橋文学館特別館長、前橋市文化活動戦略顧問。
02. 《滞在型公演》
『All the good』 バストリオ 前橋公演
公演日時 ‖ 11月14日(土) 開演 : 14:00 / 19:00・15日(日) 開演 : 12:00(開場 : 30分前)
演出 ‖ 今野裕一郎
出演 ‖ バストリオ
料金・税込 ‖ 前売 : 一般 : 3.000円・当日券 : 3.500円・U25(25歳以下) : 2.500円・14歳以下 : 無料
チケット予約・販売開始 ‖ 9/13(日) 午前8:00から
「ここで暮らし、ここでつくる。息する舞台」
既成の舞台の枠を飛び出し、場所そのものを変容させていくバストリオ。寺町に滞在し、人々と交わり、土着の空気感を吸い込みながら生成されるパフォーマンス。演劇が「作品」から「生」へと変わる瞬間にどうぞお立ち会いください。
・フィールドワーク : 9月 数日間
・滞在制作 : 11/7-11/15
プロフィール ‖
バストリオ

2010年結成。今野裕一郎を中心とするパフォーミングアーツ・コレクティブ。音、光、身体、テキスト、映像などを用いた独自の舞台表現で、「名付けようのない生」を描き続けている。演劇、映画、地域プロジェクトなど活動は多岐にわたり、2024年には第14回せんがわ劇場演劇コンクールでグランプリを含む4冠を受賞。近年は知床を拠点とした「葦の芸術原野祭」など、土地との関係性を育むプロジェクトにも取り組んでいる。
03. 《旗揚げ公演》
『寺町物語 : Tera-machi story』
日時 ‖ 12月18日(金)・19日(土)・20日(日)
作・演出 ‖ 生方保光
出演 ‖ 劇団 百劇
料金・税込 ‖ 前売 : 一般 : 3.000円・当日券 : 3.500円・U25(25歳以下) : 2.000円・14歳以下 : 500円
チケット予約・販売開始 ‖ 10/18(日) 午前8:00から
前橋で40年以上にわたり舞台を創り続けてきた演出家であり、寺町藝術センター 小劇場「百劇」の支配人でもある生方保光が、新たに『劇団 百劇』を旗揚げ。その第一作として『寺町物語 : Tera-machi Story』を上演。
寺町(三河町)に生きた人々の記憶を集め、語り継ぎ、リーディングシアターとして編み直す、“街のアーカイブ演劇”。
消えかけた個人の記憶が、声になるたび、街はふたたび「現在」になります。寺町藝術センターだからこそ生まれる、新しい地域演劇の幕開けです。
プロフィール ‖
生方保光

劇団 ザ・マルク・シアター 主宰。演劇創作ユニット「百花繚乱」代表。特定非営利活動法人 ぐんま郷土芸能助っ人塾 副理事長。前橋市文化協会常任理事。一般社団法人 群青 代表理事。寺町藝術センター 小劇場「百劇」支配人。
04. 『鳶木遣 + 二代目 高橋竹山 + 笹久保伸』
日時 ‖ 10月25日(日) 開演 : 18:00(開場 : 17:30)
出演 ‖ 二代目 高橋竹山(津軽三味線)・笹久保伸(ペルーギター)・華粋会(鳶木遣)
料金・税込 ‖ 前売 : 一般 : 4.000円・当日券 : 4.500円・U25(25歳以下) : 3.000円・14歳以下 : 2.000円
チケット予約・販売開始 ‖ 8/25(火) 午前8:00から
土地に根ざし、人とともに生きる。
前橋の鳶たちに受け継がれてきた木遣り唄。津軽の風土と魂を背負い、その響きを現代へと手渡す二代目高橋竹山。秩父という土地の記憶を掘り起こし、新たな音楽として再構築する笹久保伸。
それぞれ異なる風土から生まれた表現が、この場所で出会い、土地に刻まれた記憶や営みが、音となって立ち上がります。
伝統でも郷愁でもない。
今を生きる身体が奏でる、新しい郷土のうた。
土の匂いと未知の調べが交差する、一夜限りの風景です。
プロフィール ‖

前橋鳶伝統文化保存会 『華粋会』四人
前橋市を拠点に活動する、前橋鳶の伝統文化を継承する保存団体。前橋市指定重要無形民俗文化財「前橋鳶木遣・纏振り・梯子乗り」の保存・継承に取り組み、木遣り唄、纏振り、梯子乗りを一体として継承。出初め式や祭礼や、落成式などで演技を披露し、江戸鳶から受け継がれる粋な鳶文化を次世代へ伝え続けている。
二代目 高橋竹山

青森県出身の津軽三味線演奏家。初代 高橋竹山 に師事し、その芸を受け継いで二代目を襲名。津軽三味線の伝統を大切にしながら、国内外で演奏活動を行い、その力強く繊細な音色で津軽の文化と精神を現代に伝え続けています。
笹久保伸 (1977-)

埼玉県秩父市生まれ。ギタリスト、作曲家。故郷・秩父と南米アンデスを往還しながら、土地の記憶や風土、人々の暮らしをテーマに創作を続ける。フォルクローレを基盤に独自の音楽世界を築き、国内外で演奏活動を展開。映画や舞台への楽曲提供、執筆やフィールドワークなど、ジャンルを越えた表現で高い評価を受けている。
05. 【未定 : 7/20 情報公開予定】
日時 ‖ 11月15日(日) 開演 : 19:00(開場 : 18:30)
有料 / チケット予約開始 ‖ 9/15 午前8:00から
06. 『寺尾紗穂 音楽会』
日時 ‖ 12月5日(土) 開演 : 19:00(開場 : 18:30)
出演 ‖ 寺尾紗穂
料金・税込 ‖ 前売 : 一般 : 4.500円・当日券 : 5.000円・U25(25歳以下) : 3.500円・14歳以下 : 2.000円
チケット予約・販売開始 ‖ 10/5(月) 午前8:00から
失われゆく名もなき人びとの声。
街の片隅に置き去りにされた記憶。
言葉になる前の、かすかな感情。
寺尾紗穂さんは、そうした「見えないもの」に耳を澄ませ、声なき声を歌へと紡いできました。
歴史に残らない人々の暮らし。
誰にも顧みられない風景。
それでも確かに存在していた、小さな命と願い。
その歌は、忘れられた記憶を呼び覚ますだけではありません。過去に埋もれた声に光をあてながら、私たちが未来へ手渡すべき希望を、静かに照らし出します。
プロフィール ‖
寺尾紗穂

東京都生まれ。音楽家、文筆家。 2007年にデビューし、ピアノ弾き語りを軸に、土地に埋もれた古謡の採集・再編や、地域の記憶を掘り起こす表現活動をライフワークとして続ける。音楽、文学、アートプロジェクトを横断し、人々の暮らしや風土に寄り添う作品で高い評価を受けている。
07. 《実験映画》
『寺山修司 実験映画祭』
期間 ‖ 10月22日(木) - 10月25日(日)
料金・税込 ‖ 一般 : 1.500円・U25(25歳以下) : 1.000円
チケット予約・販売開始 ‖ 8/22(土) 午前8:00から
注) 寺山修司の作品には、今日の基準では刺激的と感じられる性的・暴力的な表現を含むものがあります。内容をご理解のうえ、ご鑑賞ください。未成年の方は保護者の判断をおすすめします。
上映作品 ‖
《A プログラム》『草迷宮』ほか(合計 : 96分)
・『草迷宮』(1979年 / 40分)
・『迷宮譚』(1975年 / 17分)
・『消しゴム』(1977年 / 20分)
・『一寸法師を記述する試み』(1977年 / 19分)
《B プログラム》(合計 : 104分)
・『青少年のための映画入門』(1974年 / 3分)
・『疱瘡譚』(1975年 / 31分)
・『マルドロールの歌』(1977年 / 27分)
・『ローラ』(1974年 / 9分)
・『審判』(1975年 / 34分)
《C プログラム》(合計 : 99分)
・『檻囚』(1962年 / 11分)
・『トマトケチャップ皇帝』(1971年 / 27分)
・『ジャンケン戦争』(1971年 / 12分)
・『蝶服記』(1974年 / 12分)
・『書見機』(1977年 / 22分)
・『二頭女-影の映画』(1977年 / 15分)
《Dプログラム》
・『ビデオレター』寺山修司×谷川俊太郎(1983年 / 74分)
(パフォーマンスやトーク イベントも)
映画は、物語を語るためだけのものなのか。
寺山修司は、その前提そのものを疑い続けた。言葉、身体、記憶、夢、幻想——あらゆる境界を越えながら、映画を「見るもの」から「体験するもの」へと変えていった。スクリーンは窓ではなく迷宮となり、観客は作品の中をさまよう旅人となる。
半世紀を経てもなお前衛であり続ける映像群。そこには、世界を別の角度から見直すための自由が息づいている。
プロフィール ‖
寺山修司(1935-1983)
1935年、青森県生まれ。詩人、劇作家、演出家、小説家、映画監督として幅広く活躍した戦後日本を代表する表現者。1967年に「演劇実験室 天井桟敷」を結成、既成の演劇の枠を超えた前衛的な舞台で国内外から高い評価を受けた。演劇、詩、映画と様々なジャンルを横断しながら、「日常を揺さぶる表現」を追求し続けた。
08. 《記録映画》
『水俣病 70年 企画上映』
期間 ‖ 10月31日(土) - 11月3日(火・祝)
料金・税込 ‖ 一般 : 1.500円・U25(25歳以下) : 1.000円・14歳以下 : 500円
チケット予約・販売開始 ‖ 8/31(月) 午前8:00から
上映作品 ‖
◎ 『水俣 患者さんとその世界 完全版』(1971年 / 167分)
監督 ‖ 土本典昭
◎ 『不知火海』(1975・153分)
監督 ‖ 土本典昭
● 『阿賀に生きる』(1992年・115分)
監督 ‖ 佐藤 真
水俣病は、1956年5月1日に公式確認されてから、今年で70年。
七十年という時間は、忘れるためではなく、問い続けるために流れてきました。
土本典昭は、水俣の海と人々に寄り添い、その時間を記録し続けました。佐藤真は、その眼差しを受け継ぎ、人が生きる営みを静かに映し出しました。
映画は過去を映すものではなく、いまを見つめ直すためのもの。
水俣病 70年。記録映画が問いかける、人と社会の記憶をご覧ください。
プロフィール ‖
土本典昭(1928–2008)
岐阜県生まれ。戦後日本を代表するドキュメンタリー映画監督。水俣病をはじめ、公害や社会問題を長年にわたり記録し、人々の暮らしに寄り添う作品を数多く制作した。代表作に『ある機関助士』『水俣―患者さんとその世界―』『不知火海』など。
佐藤 真(1957–2007)
青森県生まれ。土本典昭に学び、記録映画を「人とともに生きる表現」として追求したドキュメンタリー映画監督。代表作『阿賀に生きる』は、新潟水俣病の被害地に暮らす人々の日々を静かな眼差しで描き、日本ドキュメンタリー映画の金字塔として高く評価されている。
09. 《日記映画》
『ジョナス・メカス 上映』
期間 ‖ 11月20日(金) - 11月23日(月・祝)
料金・税込 ‖ 一般 : 1.500円・U25(25歳以下) : 1.000円・14歳以下 : 500円
チケット予約・販売開始 ‖ 9/20 午前8:00から
上映作品 ‖
◎ 『リトアニアへの旅の追憶』 原題:Reminiscences of a Journey to Lithuania(1972年・88分 / 16mmフィルム上映)
◎ 『ウォールデン』 原題:Walden / Diaries, Notes and Sketches(1968年・180分)
◎ 『ロスト ロスト ロスト』 原題:Lost, Lost, Lost(1976年・178分)
大きな事件は起こらない。
窓辺の光。友人の笑顔。街角の風景。過ぎ去る季節。ジョナス・メカスは、誰も気に留めないような日々の断片を撮り続けた。亡命者として生きた彼にとって、それは失われていく時間を救い上げる行為でもあった。
映画は記録であり、詩であり、人生そのものとなる。何気ない瞬間がかけがえのない記憶へと変わる、その奇跡に出会う上映。
プロフィール ‖
ジョナス・メカス Jonas Mekas(1922-2019)
リトアニア生まれ。第二次世界大戦中に強制収容所や難民キャンプでの生活を経験し、1949年に弟とともにアメリカ・ニューヨークへ渡る。16mmカメラによる日常の断片を、日記のように撮り続ける独自のスタイルを確立。「日記映画(Diary Film)」の先駆者として知られ、個人的な記憶や身近な風景を詩的な映像へと昇華させた。代表作に、「Walden」「Lost, Lost, Lost」「As I Was Moving Ahead Occasionally I Saw Brief Glimpses of Beauty」など。
○ 「皮膚」 skin
場所 ‖ 寺町藝術センター / 1 階-4 階正面 28 枚の窓
時間 ‖ 終日 休館日 ‖ 無休 * 無料
作家 ‖ 日本施行家協会+前橋工科大学 阿部研究室
建物と街を隔て、そして結びつける境界。
一階から四階までの正面二十八枚の窓は、この建物が長年にわたり外界と接してきた「皮膚」。
光や風、人々の視線を受け止め続けてきたその表面に、この場所に積み重ねられた時間や記憶が静かに浮かび上がる。
○ 「骨」 bone
場所 ‖ 寺町藝術センター / 館内各所
時間 ‖ 10:00-18:00 (公開日限定)
作家 ‖ 日本施行家協会+前橋工科大学 阿部研究室
* 鑑賞には〈前橋国際芸術祭〉パスポートチケットの提示が必要です。
壁や天井の奥に隠されていた構造体。
解体によって現れた柱や梁は、人間の骨格のように建物を支え続けてきた。
普段は見えない存在だからこそ、その姿は、この生き物の生命を雄弁に物語っている。
○ 「内臓」 organ
場所 ‖ 寺町藝術センター / 3階
時間 ‖ 10:00-18:00 (公開日限定)
作家 ‖ 前橋工科大学 阿部研究室+クワクボリョウタ
* 鑑賞には〈前橋国際芸術祭〉パスポートチケットの提示が必要です。
築68年のビルに残された家具、建具、道具、紙片……。
建物に積み重なってきた記憶の断片を、複数の人たちと、並べ替え、組み替えながら、一つのインスタレーションとして公開。
展示は、人の手が加わるたびに少しずつ姿を変え、100日間をかけて更新され、その変化はホームページにアーカイブされていきます。
○ 「血」 blood
場所 ‖ 寺町藝術センター / 2階
時間 ‖ 10:00-18:00 (公開日限定)
作家 ‖ クワクボリョウタ+前橋工科大学 阿部研究室
* 鑑賞には〈前橋国際芸術祭〉パスポートチケットの提示が必要です。
電子デバイスを素材とする装置的作品や、光と影によるインスタレーションで知られるクワクボリョウタと、前橋工科大学 阿部研究室が、寺町藝術センターを舞台に作品を制作する。
三河町を歩き続けたリサーチから見えてきたのは、線路、アーケード、国道、水路など、街を形づくるさまざまな「境界」。
中心市街地と裏町の境に立つこの建物は、それらを結び、人や時間、記憶が行き交う「血管」のような存在として、新たな姿を現していく。
○ 「種」 seed
場所 ‖ 寺町藝術センター / 3階
時間 ‖ 10:00-18:00 (公開日限定)
作家 ‖ 前橋工科大学 阿部研究室
* 鑑賞には〈前橋国際芸術祭〉パスポートチケットの提示が必要です。
《襤褸襤褸市 / BOROBORO》 ・市とZINE制作
会期中、積み上げられた「記憶の断片」は《襤褸襤褸市》として販売。誰かの手へ渡るたび、展示は少しずつ姿を変え、建物の記憶はそれぞれの日常へと受け継がれていきます。
100日後。残された空っぽの場所には、新たな表現者たちが集い、次の創造が始まります。
建物の記憶は、失われるのではなく、人から人へ受け渡されながら、未来へと生まれ変わっていきます。
15. 《まえの祭り》テント演劇公演
『ギャザー』
日時 ‖ 9月4日(金)・5日(土) 開演 : 19:00(開場 : 30分前)
出演 : 《劇団 夏型天使》(旧 劇団どくんご)
場所 ‖ 前橋公園 さちの池ほとり(前橋市大手町3-14)
料金・税込 ‖ 前売 : 一般 : 3.000円・当日券 : 3.500円・中高生(前売当日共通) : 1.500円・小学生 : 500円
チケット予約・販売開始 ‖ 7/16 午前11:00から
〈寺町アンダーグラウンド 2026〉100日間のはじまりは、前橋では4度目《劇団 夏型天使》(旧・劇団どくんご)。全国を旅する一張りのテントが、今年は前橋市民 誰もの原風景「前橋公園・さちの池」のほとりに降り立ちます。
テント演劇で幕を開けるのは、演劇を劇場の中だけに閉じ込めないという、全プログラムの意思。街へ開かれ、人が集い、見知らぬ誰かと時間をともにする。その最初の「祭り」が、この《ギャザー》です。
祭りは終われば消えてしまうもの。しかし、その風景は人の記憶の中に残り続けます。ここから始まる100日間もまた、前橋という街に、新しい原風景を刻んでいきます。
プロフィール ‖
夏型天使(通称 : ナッテン)
2024年秋に解散した伝説のテント劇団「どくんご」のメンバーが中心となり結成された移動テント劇団。自前の大型テントをトラックに積み込み、日本各地の広場や空き地を巡る本格的な「旅の芝居」を敢行している。生演奏や圧倒的な身体性を駆使した祝祭的な劇空間が特徴で、2026年現在は新作『ギャザー』で全国ロングツアーを展開中。
16. 《あとの祭り》
【未定 : 7/20 情報公開予定】
日時 ‖ 12月27日(日)
場所 ‖ 寺町藝術センター : 小劇場『百劇』
有料 / チケット予約開始 ‖ 10/27 午前8:00から